ＪＲでは、東京・大阪・福岡・新潟・仙台の近郊区間内のみを通る場合、乗車経路を重複したり、２度同じ駅を通らない限り、乗車券の運賃は実際の乗車経路にかかわらず、最も安くなる経路を使って計算できるという制度があります。
　この制度を利用して、一番安い切符で一番長く乗ろうということを実践したのが、この汽車旅です。新潟近郊区間が設定されたのは、新潟地区に自動改札が導入された２００４年１１月２７日からです。２００８年３月１５日にＳｕｉｃａ利用範囲の拡大に伴い、新津〜五泉、東三条〜長岡が追加されました。この汽車旅を実行した２０１１年１２月の新潟近郊区間の範囲は、上図の通りでした。
　この日は、本当は北海道へ行くため、運行終了が迫る寝台特急「日本海」のＡ寝台に乗る予定で柏崎にいたのですが、日本海側の強風により運休になってしまい北海道へ行けなくなってしまった２０１１年１２月４日に、食事や飲み物はすべてホームグルメ（改札内の売店や飲食店）で済ますという人体実験を兼ねて実行したのでした。

下記（　）内は路線名です。